SoundHorizon考察 Chronicle 2nd

予告どおり「書の囁き」の考察をやっていこうと思います
って言ってもこの曲は様々な議論がネット上であがっているので
あくまで個人的な解釈です
今回の(ほぼ)全文が赤文字になるんじゃなかろうか…

Chronicle 2nd
11. 書の囁き

登場人物は〈書の意思の総体〉(クロニカ)と
彼女の話に出てくる「一人の男」です

歌詞から分かること…といっても殆どないんですよね
強いて言うなら
  • 黒の歴史は改竄を赦さない
  • 〈書の意思の総体〉である彼女すら運命から逃げられない
全体を見てもこれぐらい…謎に包まれているトラックの一つです
ので!!個人的解釈にはしりますよ(↓よって以下は殆ど赤文字です↓)


まずクロニカ=〈書の意思の総体〉です
次に〈書の意思の総体〉は〈黒の予言書〉の原典である
原典とはその本の元、引用などに使われた文献のことです
〈黒の予言書〉の筆者は養父(ノア)であることは以前に書いたので省略しますね
つまりノアはクロニカから何かしらの歴史を引用し〈黒の予言書〉を作り上げたことになります

そして彼女の話にはある男が登場します
ざっくり言うと破滅の運命から逃れようといても結局逃れられないっていうのを言いたいんですね
そしてこの男ですが、彼が誰なのかが今でも議論にあがっています
個人的にはルキウスなんじゃないかなぁ…
(まだ出てきていないキャラなので伏せます)

Chronicle 2ndには男性キャラが沢山いますが、その殆どが〈黒の予言書〉の中の登場人物です
〈黒の予言書〉は原典である彼女より後にできた書物
そしてその〈黒の予言書〉は本来の歴史とはズレが生じています
そうなると〈黒の予言書〉の登場人物だって実在したかどうかも確かではありません
すると〈黒の予言書〉の外にいる登場人物になるわけで…
養父(ノア)か彼なんじゃなかろうかと思いました

なんで養父(ノア)じゃないと思うのかというと
破滅の運命に囚われたとありますが、破滅=死と前提にするなら(安直ですみません)
養父=永遠を手に入れた魔術師ですから死なないと思うんですよ
もし仮に破滅の運命から逃れるために永遠を手に入れ〈黒の予言書〉を作ったなら
黒の歴史は改竄を赦さないのです…というクロニカの台詞は矛盾してます
黒の歴史=〈黒の予言書〉なら筆者が自分の破滅を書くわけないですから
もちろん黒の歴史=原典である〈書の意思の総体〉なら
どんなに悪足掻き(別の歴史を捏造)をしようとしても無駄だぞ~っていう意味で
男=養父(ノア)だと考察します

「黒の歴史」を直訳するとBlack Chronicleで
クロニカも(歌詞によると「アナタたち」が)〈黒の予言書〉をBlack Chronicleと呼んでいます
それならばクロニカが黒の歴史から逃れられないというのも理解できます
引用されたとはいえ、別の書物になりますからね
365日暇人代表の親としては「黒の歴史=〈黒の予言書〉」説を推しています

本当はルキウスである理由を書かなきゃなんですけど
如何せん彼はまだ登場してません
ゆえに詳しい説明ができないんです…すみません
多分書けるのは最後のほうになるかと…

ここまでご覧下さりありがとうございます

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