SoundHorizon考察 Chronicle 2nd

前回に引き続きSoundHorizon考察やっていきます
内容により2曲まとめてみました
難しい内容じゃないので他の曲に繋がるメモ書き程度にしておきます
前回と同じように赤文字は親の勝手な意見ですのでガン無視して下さい(笑)

Chronicle 2nd
02.詩人バラッドの悲劇（第7巻 168頁）

登場人物は女王と詩人Balladとその他モブです
まず歌詞から分かること↓

• 女王を愚弄したことで詩人Balladは捕えられ処刑
• 彼の遺した詩はいつしか大陸中に広まる
• そして意味深な旅の娘…

次に歌詞からキーワード↓

処刑の刻が近づき　胸に薔薇の紋章を抱いた
牢番の兵は聴いてしまった　彼の綴った最期の詩を…

城の牢なので兵士はもちろん胸に薔薇の紋章の国の兵なんですね
後の曲でその国が出てきますね～
Balladは故郷と彼女（次の曲で判明しますが恋人）を想い処刑されます

Chronicle 2nd
03.辿りつく詩（第9巻 883頁）

登場人物はLuna

彼女は盲目の詩人です

歌詞から察するに…↓

• 若かりし頃の自分を詩にしている＝Luna自身の過去の話
• 大きな戦争に巻き込まれ恋人と生き別れ、彼を捜す旅に出る
• 手がかりは彼の遺した名もない詩のみ
• Lunaは真実（彼が既に死んでいること）に辿りつく

そしておなじみのキーワード↓

予言書が肯定する史実　争いの歴史

戦禍という名の爪痕　大地を灼き尽くす焔

家族…恋人…愛する者の消息も知れず

多くの者たちが為す術もなく引き裂かれた時代

SoundHorizonの他の作品を聴いたことがある方は「争いの歴史」というワードにぴんとくるかと…

なんせ「大地を灼き尽くす」程の「焔」だそうですから

とりあえず今はChronicle 2ndの考察なので、脇に置いておきましょう

「予言書が肯定」してるわけですからこの歴史は確実に在る…と

この歌詞の前にサビが入っており、あらまり嬢がそのサビの直前に

「嗚呼…Endymio」と呼んでいます（そう聴こえました）

ちなみにLunaはローマ神話で登場する月の女神です

Endymio（正しくはEndymion）はギリシャ神話に出てくる男性ですが・・・

彼についてギリシャ神話をちょろっと↓

月の女神セレーネ（ギリシャ神話なのでLunaではありません）と恋に落ちたEndymion
神である彼女と違い彼はいづれは老いてしまう…
それを悲しんだセレーネは大神ゼウスに頼み
Endymionを永遠を眠り（死ぬわけじゃないです眠るんです）につかせた
セレーネは毎晩彼のもとに訪れ、老いない代わりに目覚めぬ彼の傍に寄り添う

…という悲恋です

この曲ではEndymioは亡くなっていますし、Lunaも神ではありませんが

二人をモデルにしているのは確かでしょう　この曲も悲恋といえば悲恋なので

寄り道しましたが本題に戻り、

Lunaは詩だけを頼りにとある城で牢番をしていたと言う男へ辿りつきます

はい、牢番です

あの、牢番です

つまり彼は胸に薔薇の紋章を抱いていたんでしょう

そしてEndymio＝詩人Balladというわけですね

Balladが本名（ファミリーネーム）であればEndymio Balladといったところでしょうか？

「運命よ…例えお前が瞳から光を奪い去ろうとも

この唇からは詩を奪えない…」

Lunaは愛する人が既に死んでいることを知りますが

決して絶望はしませんでした

それと同時にどうやらこの時、視力も失うようです

それでもLunaは彼の分も生き、詩い続けます

そして歌詞の冒頭と…

いづれ歴史が全てを葬りさろうとも～

最後に…

白鴉が目指す地平…～

「白鴉」というワードはフライングですが重要なキーワードなのでおさえておきます

Lunaの「いづれ～」という台詞は〈黒の予言書〉に対して言っているようですね

でも、彼女は一体誰に語っているのでしょう？まさか独り言ではないでしょう

もしかしたら教団から逃亡し歴史を改めて見つめるルキア達に語っているのでは…？

Lunaの声が老婆のように嗄れていたこと、この話が第9巻の883頁に記されていること

巻数については後の曲でわかることですが、この話はあくまで過去です

Endymioが処刑されてからおよそ2巻分の年月が経っています

その間の彼女はどう生きたのかは次回で取り上げるかと思います

どこが軽くなんだというぐらい

書いてますね(-_-;)

ここまでご覧下さりありがとうございます